現在、年末年始ということで、地元の東京に帰省中です。
今年も色々な方にお世話になりました。来年もよろしくお願いします。
といっても、別に12月31日だからブログを書こうと思ったわけではなく、帰省中にちょっと暇があったから書こうと思ったら、それがたまたま31日だったというだけなんですが(笑)
毎年、アイディア出しから論文執筆まで、うちのゼミの学部生の卒論研究を手伝ったり指導したりしています。
今年の卒論研究のお手伝い・指導も先々週にやっと一段落つきました。
今年の卒論生は、実験とウェブ調査と数値計算シミュレーションと、研究手法がなんともバラエティに富んでいましたね。
他も大変でしたが、特に、実験実施は大変でした。
もちろん当人が一番大変なんでしょうけど、うちのゼミで実験をやるときは、毎回毎回本当に一丸となってやるので、非常に大変です。
マテリアル作りから実験実施まで、他の学部生だけでなく、僕ら院生や担当教官の先生も全面的に手伝い・指導しますから。
統計処理もみんな本当にがんばったと思います。
僕や担当教官の先生が言う、無責任な「ロジスティックやったらいいんじゃなーい」みたいな指摘(もちろんSPSSやSASのプラクティカルな使い方も教えますが)によく答えて、みんな根気強く統計処理できたと思います。
論文執筆も大変でしたね。
提出日の前日の夜なんか僕も先生も徹夜していました。
なぜほぼ毎年こうなってしまうのか不思議です。
そんな感じで毎年卒論研究のお手伝い・指導をがんばってしているわけですが、毎年思うのは「我以外皆我師」ということなんです。
これは「卒論を指導することによって自分の成長に繋がるよねー」という話ではなく(もちろんそれもありますが)、「本当にみんな僕の師になってくれる」という話です。
毎年毎年、卒論生は自分の研究それ自体に関しては、僕より詳しくなっていきます。
例えば、今年は信頼に関する実験研究をした人がいましたが、その卒論生は、少なくともその実験研究に関しては、僕より詳しいんです。
その研究のことを僕よりもずっと考えているし、僕よりも実験やその結果に関して詳しい。
なので、ゼミのときに、卒論生が「この結果は~~ということを示していると思います」とか発表してくれて、僕や先生が「おお、なるほどねー」となったりすることが当然のようによくあります。
よって、もちろん卒論執筆に関して、僕や先生が色々サゲストしたり、指導したり、注意したり、指針を決めたりはするわけですが、その卒論生はその研究それ自体に関しては、僕の師になったりするわけです。
ということで、本当の意味で、「我以外皆我師」になるわけです。
というわけで、今年の卒論生も色々と僕に教えてくれてありがとうございました。