先月に創刊された大東文化大学の社会学研究所の紀要に僕の論文を載せました。
去年の社会心理学会で発表したネタで、間接互恵性関連の論文なので、興味がある人もいるかもしれません。
感情に駆られた利他主義者であることは、非合理的な利他的主義者であるシグナルとなり、間接互恵状況において有用に働くことを示した論文です。
また、先行研究の結果と比較すると、このシグナルには、間接互恵性の成立にとって重要な情報的価値があることが分かりました。
感情の適応的な側面を社会的交換といった側面からトライした論文です。
これまで、この感情に駆られた利他主義者の研究は何度か着手したのですが、今回、間接互恵性に焦点を絞ったら、いい感じの結果が出ましたね。
大東で学部生に手伝ってもらった研究で形になった最初の論文になります。
もう少し経てば、本HPとリサーチマップ上で論文を公開できると思います。
あと、現在、共同執筆で、ある本の一部を書いています。
そちらも出版されたら、本HPで情報を公開します。